2018年4月12日木曜日

長野電鉄は花盛り

今年の長野の桜は10日ほど早く咲いた。昨年、初めて春の長野電鉄に来た時には、4月12日の時点で長野市内はまだ咲き始めと行ったところで、次の休みの4月20日では、信州中の界隈で見頃、長野市内では葉桜になりかけていた所であった。その反省を踏まえて、今年は4月の16日付近に休みを合わせたのであるが、前の項で述べたとうりに東京の桜が3月26日あたりで満開と、平年より一週間ほど早く、3月31日の時点で見頃は碓氷峠の下であった。しかし、蓋を開けてみると、想像以上に開花スピードが早く、4月の3日頃には咲き始め、5日に満開となってしまった。

これには予定より10日も早く、東京の桜が満開から僅か2日で葉桜になった暖かい気候を考えると、休暇予定に合わせていたら散るのは確実。しかし不定休の休みが4月10日に来そうであったので、賭けてみた。結果、5日からは一転、寒波が入り、桜が満開の状態で長持ちしてくれており、訪れた4月9日は長野市内はギリギリ、中野界隈はちょうど見頃であった。

長野電鉄 信濃竹原−夜間瀬
α77+KONICA MINOLTA17-35F2.8-4(D)

まずは桜の開花の進行を見る為に信濃竹原のポイントへ。見事。昨年の4月20日頃の様子であった。やはり昨年と比べて10日は早いようである。ここの桜は、通常期に開花する酒類と遅咲きのものが交互に植えられているようで、通常期のものが咲き終わっても、楽しめそう。次の休みに来てみても良いかもしれない。

長野電鉄 桜沢-都住
α77+SONY 24-70 F2.8T*

取って返して村山橋。何と桜が満開のまま頑張ってくれているのに天気が、花曇り。飯縄山は隠れていたものが、頂上が姿を現してくれたものの、空がドン曇りであるので、イマイチ、桜の淡い色が空に埋もれてしまったが感ある。

長野電鉄 桜沢-都住
α77+MINOLTA 80-200 F2.8 HIGHSPEED APO

午後からは少しは晴れるかと予報をみながら期待したものの、生憎、空は黒く厚い雲に覆われていて、期待できないので桜沢の俯瞰に移動してみる。初めて来たが、非常に広い場所を見通せる場所である。沿線の桜もさることながら、果樹園のサクランボの桜も綺麗に咲いている。少し緑かかった白い花をしているのが果樹のサクラのようである。

長野電鉄 桜沢-都住
α77+SONY 24-70 F2.8T*

春爛漫の果樹園を抜けて、湯田中から1000系ゆけむりがやって来た。短いなぁと思っていたが、俯瞰地から見ると本当に短い。本家ロマンスカーをイメージすると、デフォルメされた鉄道模型のBトレインショーティのような印象である。



長野電鉄 桜沢-延徳
α77+MINOLTA 80-200 F2.8 HIGHSPEED APO

俯瞰地から降りて、桜沢の延徳より、工業団地の小川の桜がたわわに実り、はちきれんばかりの満開であった。一瞬顔を出す所を狙う。抑速ブレーキ装備車である事から、信州中野より山側での運用が多い3500系が長野からの直通で通してやって来た。

長野電鉄 桜沢-都住
α77+KONICA MINOLTA17-35F2.8-4(D)

長野市内は午後の遅い時間になれば晴れるとの予報だったが、中野市内は終始曇りの予報。そんなピンポイントに予報なんて当たるのかと思っていたら。見事。背中から浴びる長野市内からの日差しは入るが、背景の空はドン曇り。でも列車が来る一瞬の間隙で、斜光線が列車と桜を照らした。果樹の薄緑かかった白い桜はHiSE車が夕陽に照らし出された。

2018年、今年の桜の季節の撮影は、10日も速く咲いてしまって、一喜一憂したが、結果的に長電界隈が見ごろで、しなの鉄道、上田電鉄方面も見事に満開。天候が晴れたり曇ったり、まさに花曇りで困ったが。撮影する題材にことこかない休日であった。



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