2015年10月11日日曜日

全市全郡コンテストは栃木へ




昨年は参加できなかった、今年の全市全郡コンテストは栃木の1510市から関東ヤングハムクラブ、JQ1ZQR/1のローバンドオペレーターで出た。高校生や大学生を中心とした、若い世代のクラブなのであるが、今回は栃木地元OMさんたちが資材を持ち寄って、なんとか物量を確保。2mが盛んな土地柄、ワイドスタックの10エレ。私は、固定で2列2段用に保管していたものの現在使用していない、430MHzの25エレを移動化して、設営した。6mは2エレHB9CV、HFハイバンドは、Vダイポール、ローバンドはG5RVで、オペレートブースは5ブース。(このクラブ、結構、寄贈と共有があってリグは台数を持っている)

ローテーターを6mにコンバートしたので、430MHzは小生の経験上、ここに固定しておけば間違いないと思われる、富士山~丹沢方向で固定していた。実際、ここから動かすと調子悪い、ここからなら、反対に回せば7がさらえるのだが、ジュニアオペレーターなのと10県、11県ばかりでも市郡マルチなので、効率を考え固定。6mはそこそこ慣れたオペレーターなので、アンテナはHB9CVながら回す設定とした。2mはローテート可能であった。しかし、写真を見て分かる通り、東京から150kmも離れていると、先方でビームは広くなり、この程度のスタックアンテナでは、コールバックの多い美味しい角度というものはだいたい決まっているようで、430も2mもほぼ同じ方向を向いている。下手に回すと特に430MHzはビームが切れた所で周波数を取られてしまう。

しかし。参った。25エレを上げるだけで大変なのに、HFのG5RV、6mのHB9CVの設営などあり、大幅に押したり、ハイバンド用のV-DPのSWRが下がらないというトラブル。

続いて泣かされたのはZ-Log。マルチオペ用にこのログは初めて使ったのだが、せっかくだからウチで眠っていたADSL時代のルーターを使ってネットワークを組んでみた。サーバーの接続試験は重念にやって持ち込んだのだが、色々なトラブル続出。5ブース設置したのであるが。新旧OSが入り乱れ、しかも使用する人がPCに詳しいか否かでだいぶ、トラブルの様相が違った。あとは、古いバージョンで、(これは、開発が終わっているのか、パッチがないのか)全市全郡のマルチが平成の大合併の後半分が、登録されておらず、マルチを受け付けないというトラブル。これはそこで、一度リマークスに避ける処置としたが、どうしてもそこで、QSOが止まるので痛かった。

さて、運用の方はこれまた、担当のHF、7MHzと3.5MHzは泣かず飛ばす。高校コンテストの時のようにガンガン呼ばれるのを期待していたらCQを出すとサッパリ呼ばれない。呼びまわりでは飽和するの繰り返しであった。そもそもコンディションが悪く、磁気嵐もQRMも突き破る、Hパワー局が圧倒的に有利。
しかしVUの方はそこそこ調子が良かったようで、コンテストオペレートが初めてとか2回目とかいったメンバーが多かったものの、各バンド100局を超えたようである。430MHzは4アマの方だったので、Lパワー用リグを使用して基本、15W運用。3アマ以上のOP用にMパワーリグもあるのだが、調子が悪く。過熱で、すぐにP級にパワーダウンしてしまうので、L用をメインで使用した。しかしそれでも、180局であるから、パワーじゃないんだな、アンテナとロケーションって大事だと思った。

結果としては18万点程であったが、ガチガチに追い込みすぎず、かといってユルユルすぎず。親睦を深める意味では良かったと思う。

さて、JH1PRTはマルチオペは参加しないのではないのかと思われる方も居るかと思うが、そもそも、私はコンテストはあまり苦手というか、そもそも好きではなかったのだが、なんとなく、参加するようになり、なんとなく、こういう事になった。

今回集まった私より年上のOMさんたちも同じ事を言っていたが、

「強制とかあるなら嫌だなぁ。楽しいから来るんだよね。」

そもそも、私は助っ人の身分であるから、主役の若い世代はどうか分からないが、こういう所に手伝いに来る、オッサンとして、私も同意見で、ワガママと言えばワガママであるが、これは趣味であるから。ガチで、トップを狙いたいなら、ちゃんとそういうグループがあるから門を叩けば良いと思う。私のQTHを知っている人なら、

「トップ争いクラブの地元で何やってるの?」

と思う人も多いと思うが、私はそういうスタンスであるから、いい加減な奴がガチでトップ争いのコンテストに参加するのは迷惑だし。そこまでモチベーションも上がらないので、入会を拒んでいる訳ではないが、現況、保留とさせていただいている。そもそも、メイン周波数の430MHzの事でお腹がいっぱいであるし、テツもやるとなると休日確保の問題もあって、ガチで参加するクラブは無理である。

集まれる時に、メンバーと資材が集まればやる。集まらなければ、縮小する。やらない。それで良いと思う。
それではそのクラブが消えてしまうではないかとも思うが、無理やり引っ張り出されて、嫌々っていう雰囲気は私の趣味ではない。

今回は初めて会う方が多かったのであるが、結果はともあれ、実に和やかな雰囲気で終始でき、若い世代への技術伝承もある程度できたので、良かったと思う。私も年上のOM諸氏から色々勉強させていただいた。

来年もあるかどうかは、分からないがまたこういう機会はあっても良いだろう。





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