2013年3月29日金曜日

ありがとう200系

3月16日のダイヤ改定で上越新幹線で最後まで残っていた200系リニューアルK編成による定期運用が終了した。4月14日までは、サヨナラ運用が、東北新幹線を含めて行われるようであるが、遂に200系の定期運用が消滅した。

そして、今日はTOMIXからの200系の発売日。当鉄道ではリニューアル編成の基本セットを導入した。今回、別の意味での「ありがとう200系になった」。ひょんな事情があってYouTube動画を充実させたため、小生的には爆発的な収入となったため、初めて、アフィリエイトでの収入が支払い基準を超えたため、記念の購入となった。当初、5月発売とアナウンスされているKATOの181系がそれに該当する筈であったが前倒しでの導入となった。



新潟レイアウト(車両紹介編)新幹線電車

TOMIX 92852

JR200系 東北・上越新幹線 (リニューアル) K編成 2013年3月購入


今回購入したのはTOMIXの92582 JR200系東北・上越新幹線(リニューアル)基本セット。以前、マイクロエースからの発売があったが、今回、TOMIXからの発売となった。TOMIXにしては安い価格設定だと思ったが、それなりにTONIXらしい設計とキメの細かいディティール構成となった。カプラーも通電カプラーであるし、押し付け式の幌である。リニューアル編成なので、ブス引き通し(母線引き通し)仕様で、各車、引き通し用の碍子が入る。購入直後なので、パンタグラフカバーを付けていない状態であるが、パンタカバーも別パーツでセットされている。

リニューアルされたのはK編成であるが、デカールを見ると先頭車が221-1510と222-1510のペア。あのぅ。これってK47編成じゃないかな。K47編成と言えば、グリーン帯のオリジナル塗色に戻された編成で、あまりににも有名な編成であるが、デカールが共用ですか。と思ったら早とちりだった。K47、K44、K51編成から選べるようにラインナップされている。

(実車の紹介)1982年(昭和57)
東北新幹線、そして中山トンネルの出水事故による工期の遅れで、同年内であるが、干遅れで開業した上越新幹線用に登場した車両。登場時の0番台、E編成の最高速度は210km/h。0系を踏襲したデザインとなったが、耐寒耐雪構造となり、床下機器への着雪を防ぐため、機器類はボディーマウント構造となっており、床下が台車部以外は平滑なのが特徴。(鉄道博物館の展示車両を見ると良く分かる)。ボディーマウントとなった分、重量が増加するので、0系の鋼製から200系では新幹線電車として初めてのアルミボディとなった。制御方式はサイリスタ位相制御である。その他、外観ではモーターへの空気取り入れ口として、目立つ大型の雪切室が付いているのが特徴である。

同じ系列内で改造や組成変更によるバリエーションが豊富だったのも特徴。開業以来の12両E編成をバラす形で行われていったが、まず登場した多数派は高圧引き通し、パンタカバーを装備し、240km/h高速化された、F編成で、これはF編成として新造されたグループとE編成からの改造のグループがある。F編成は一部編成が下り坂を利用したとは言え、当時の国内最高速の275km/hで営業運転を行っていた。次に、最も輝かしい200系と言うべき、16両編成に2階建てG車を2両組み込みE2系の登場までフラッグシップとして運用されたH編成、240km/h対応車である。H編成は最終的には全車、F編成は一部がシャークノーズと呼ばれた100系と同じスタイルの細目ライト、とんがりノーズの先頭車であった。この100系タイプ先頭車は新造車と中間車からの改造で登場したグループがある。400系つばさと併結する為に連結器が取り付けられたK編成、F編成からの改造なので240km/h対応。そして、最後まで240km/h化される事なくオリジナルの面影の残ったG編成。そしてK編成は最終的にリニューアルされる等、実に種類豊富であった。

(当鉄道での設定)
上越新幹線で最後に乗った200系車両と言えば、これ以外にない。K編成は10両編成で運用されていたが。駅部での制約等により、8両にデフォルメ短縮しての運用となる。200系は奇数と偶数でペアを組むようで、ノーマルの普通車は226と225でペアを組む。奇数と偶数であれば、先頭車、G車、ビュッフェ車関係なくユニットが組めるようであるが、パンタグラフの位置とカバーの取付に注意が必要である。このセットは、221-226、225-226、215-222でユニットとなっている。400系と併結していた側の盛岡・新潟方に偏ってG車が連結されている。奇数偶数ユニットを1ユニット端折った格好である。8両に短縮デフォルメされているが、リニューアルK編成という扱いで運転している。


K編成と言えば400系「つばさ」と併結するために生まれた編成。F編成を減車して登場した。当初8両だったが、後に10両となり、7両編成のつばさとコンビを組んで17両で走っていた輝かしい時代のあった編成。盛岡方先頭車222型には「まさか」の蜜連型TNカプラーが組み込まれているが、当鉄道では使用する機会はないと思われる。



昨年発売で夏茄子予算で買ったKATOの200系、10-1156と並んだ姿。KATOは既成型のリニューアルなのか、窓枠の太さ等が目立ってしまう。今回珍しくTOMIXにしては価格がリーズナブルな割には出来が良い。当鉄道のアナログパワーパックでは意味がないが、常点灯基盤付。新潟レイアウトについては、まだ設計図にはプロットしていないが、設置場所変更に伴い、上下2段計画を廃し、新幹線線路を追加する事にしたので、新幹線車両も、予算に応じて、90年代から2000年代前半をプロトタイプに新幹線車両も増備の予定。



パンタグラフカバーを取り付けてみた結果、基本編成だけでは、パンタグラフカバーの数がエラーとなってしまうため、増結編成も購入した。通常はパンタ撤去ユニットを抜いた状態の8両で走る。






新潟レイアウト(車両紹介編)新幹線電車

KATO 10-1156

200系 東北・上越新幹線 (原色・登場当時) E編成 2012年9月購入


同じ200系という事で同時紹介となってしまうが、こちらは昨年発売のKATOの10-1156の製品。製品にもアナウンスされている通り、開業当時の国鉄時代を意識した車両構成である。外観上ではブス引引き通し(高圧引き通し)の碍子や、パンタカバーがない、210km/h仕様であるのと、マニアックな部分では初期のE編成独特の運転席側面窓が0系タイプの2枚窓である。カプラーは質実剛健なアーノルトカプラー。押し付け幌方式ではないので、妻面のディティールは表現されている、先頭車は221-7と222-7である事からプロトタイプは12両であった頃のE7編成であるであると思われる。当鉄道には基本セットしかないが、6両増結セットがあり、登場当時のE編成を再現できるようになっている。


(当鉄道での設定)
現在は購入状態であるため、6両編成。当鉄道では駅部での制約があるため、実質フル編成で運用はできないため、リニューアル車と同じく6両短縮編成である。セット内容は221-226、215-226、237-222と、いちおうユニットになっている。215と237とグリーン車とビュッフェが付いた編成である。225と226によるノーマルの中間ユニットが存在しない。何故か、小生的には営業、非営業を問わず、新幹線にはビュッフェは必須なんだよなぁ。こじんまりとまとまった、結構いいセットである。
実車のE7編成はK編成化され、消滅してるので。当鉄道での扱いとしては上越スジに鈍足タイプで良く入っていたG編成である。G編成は最後まで、240km/h化が行われず、原型を留めていた編成である。




KATOのセットでは定番であろう、基本セットにグリーン車とビュッフェ車がセットされる。215-7と235-7がセットされる。


レイアウトの設定上8両で運用されるリニューアル編成と違って、こちらKATO車は6両とした。パンタカバーがエラーとなる問題は、全車パンタグラフを上げるG編成をプロトタイプとする事により解決。パンタグラフ搭載車は全て舟型のパンタカバーを装備する。パンタカバーはTOMIXの100系用を改造。

国鉄時代、登場時からのE編成は主にF編成と短編成化されたG編成に組成変更された上、最後まで残ったリニューアルされていないオリジナルがF19編成となり2007年5月11日に廃車された。F19編成の廃車回送日とK47編成の原色への塗装変更出場が2007年5月9日と同日だった為、奇しくもこのグリーン帯の200系新幹線はリニューアル車になったとは言え、最後まで途切れる事なく存在した事になっている。



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