2009年9月12日土曜日

緑の新幹線




小生が旅をはじめた頃、東北へ向かう新幹線と言えば、山形行きのシルバーの400系が若干ある以外は、仙台や盛岡へ向かう新幹線は緑色の200系ばかりであった。「スーパーやまびこ」と称される、仙台まで無停車の、現在の「はやて」の前身の速達スジは200系の16両編成列車が当てられていた。今思えばあまり速くなさそうな姿であるが、2両の2階建て車両を中間に従え、堂々の16両で盛岡へ向かう姿は、当時のフラッグシップであった。

現在、200系は延命更新改造を施されたK編成のみが残り、完全なオリジナルの姿を留めた編成は消滅した。緑色の編成はリバイバルで登場したK47編成の1本のみ。1日の走行距離が長く、車両を酷使する新幹線は世代交代が早い。200系の後継として登場したE2系も後継のE5系が登場した事で、最速達列車の運用からの撤退が話題になりはじめた。そうなるとローカル運用が細々と残る200系の全廃のカウントダウンもはじまったともいえよう。




シャークマスクと呼ばれる100系スタイルの16両H編成の先頭車。16両編成以外にも上越スジで運用されるF編成など、短い編成にも存在し、それなりの勢力があり、しばしば目にした。中間車の先頭車化改造で誕生したこの顔はしばしの間、東北新幹線の「顔」となったが、延命更新改造される事なく廃車。キリっとした目と大型のスノープラウが異色の組み合わせのこの独特の「顔」は短命だった。




小生、何故かこの、中間の車掌室からの車掌の顔出しスタイルが好きだ。緑のライン、威圧感ある大型の雪切室が頼もしい。100系タイプの2本ラインとなってる編成は2階建て車両を組み込んだ16両編成。

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